
東京・田園調布署でカメラが捉えたのは、眼鏡をかけ髪の毛を後ろで結んだ男。
女性をハンマーで殴り、殺害しようとした疑いで逮捕された高須神貴容疑者(32)です。
高須容疑者は5日、大田区にある元勤務先の事務所内で、ハンマーでパソコンを壊すなどした後、50代の女性従業員を追いかけ回し、頭部を複数回殴ったということです。
女性は頭から血を流して病院に運ばれ、全治3カ月の重傷です。
高須容疑者とみられる男が連行される瞬間の映像を見ると、紺色のTシャツにデニム姿で警察に囲まれる中、事務所の方を振り返る様子が確認できます。
目撃者は「おびえている様子もあったので、人を傷つけることよりも現場で鬱憤(うっぷん)を晴らすことに熱心だったのかと思う」と話します。
なぜ、元勤務先で犯行に及んだのでしょうか。
調べに対し、高須容疑者は「突然1カ月で解雇され、会社に恨みを持った」と供述しています。
高須容疑者が勤務していた会社によりますと、2024年6月に雇ったものの、ほとんど出勤することがなく試用期間をもって解雇に至ったということです。
警視庁は詳しい経緯を調べています。