お笑いタレントのカンニング竹山が、日本国旗損壊禁止法案に関する発言で「反日的」と批判され炎上しました。竹山は発言の誤解を釈明し、ジャーナリストの門田隆将氏に直接説明したいと述べています。SNS上では様々な意見が交わされています。
お笑いタレントのカンニング竹山が、ジャーナリストの門田隆将氏に向けて釈明の投稿をX(旧ツイッター)上で行い、注目を集めている。これは、日本国旗の損壊を禁じる法案に関する竹山の発言が「反日的」と批判を浴びて、SNS上で炎上していることを受けたものだ。
竹山は門田氏に対し「門田さん、突然おそれいります。カンニング竹山と申します。いつも色々と拝見し勉強しております。それ全然違いまして私の真意が全然違うように伝わっており大変困っております。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんがどこかでおみかけする機会があれば説明しに参ります」と投稿した。
カンニング竹山、炎上したワケ
この投稿は、門田氏が「カンニング竹山という人物が日本国旗を損壊しても表現の自由と主張して国民の怒りを買っている。それでいて外国国旗の損壊が罪になる事(刑法92条)は表現の自由を犯してないらしい。つまり『日本の旗は燃やしていいが外国国旗は駄目』という“人種と国籍による差別“をする人物。よほど日本が嫌いなようだ」と批判したことへの返答である。
問題の発端は、参政党の梅村みずほ参院議員が提出した日本国旗損壊を禁じる刑法改正案について、竹山がインターネット配信のABEMAの番組で「日の丸を嫌う人の気持ちはどうするのか」と疑問を呈したことだった。この発言がX上で拡散され、「反日的」との批判が相次いだ。
この騒動に対し、SNS上では様々な意見が飛び交っている。
へずまりゅう氏と長谷川豊氏の反応
元迷惑系ユーチューバーで奈良市議のへずまりゅう氏は「我々国民の中には日本国旗や国が嫌いな人も少なからずいるかもしれない。でもね圧倒的に好きな人が多い訳です。貴方は頭が良いんでしょ?今回の発言でどれだけの人が傷付いたと思ってるんですか。炎上することぐらい分かってただろ。今頃誤解だと釈明しても遅いよ」と厳しく批判した。
一方、元アナウンサーの長谷川豊氏は「丁寧に説明したらよい気がするんですね。カンニング竹山さんの疑問は普通の疑問な気がして」と前置きしつつ、「日本はいろんな意見があってもいいんですけど、『人を傷つける自由は制限がある国』なんですね」と指摘。さらに「日本人が日本という国を愛していて誇りに思っている場合、国旗にあんなことされたらとっても傷つきますよね。パワハラどころじゃない」と持論を展開した。
■カンニング竹山(かんにんぐ・たけやま) お笑いタレント。1971年4月2日生まれ。福岡市出身。福岡県立早良高等学校卒業後、予備校時代にお笑い芸人を目指し、テレビ西日本のオーディション番組『第1回激辛!? お笑いめんたい子』で優勝。福岡吉本第1期となり契約。同期に博多華丸・大吉。1年で辞め、上京。同級生だった中島忠幸さんとお笑いコンビ「カンニング」結成。後にサンミュージックに所属。2006年12月、白血病で闘病中だった中島さん死去。以後、ピン芸人、俳優、コメンテーターとして活動する。
