3人組ユニット「ナンバーアイ」が所属事務所TOBEを解雇されるという衝撃的なニュースが飛び込んできた。彼らは11月5日と6日に神戸でのライブを控えているが、最近のアルバム収録曲「幸せ1杯腹1杯」の歌詞が物議を醸している。問題の歌詞は、NHKの特番で披露された際に「力本願思考はコカ本タス」という一節に対する批判から始まった。
「コカホンタス」は17世紀のアメリカ先住民女性であり、彼女の名前を使うことで差別的な印象を与える可能性があると専門家が指摘。過去には、他のアーティストが歴史的配慮を欠いた表現で炎上し、謝罪に追い込まれた事例もある。ナンバーアイ側は「差別の意図はない」と主張しているが、国際的な活動を進める中で表現への慎重さが求められている。
所属事務所は「特定の民族や文化を侮る意図はなかった」とし、多様な価値観への配慮を重視する姿勢を示した。グループは結成2周年を迎えたものの、今回の騒動は今後の活動に影響を及ぼす可能性が高い。ファンからは意図を理解する声も上がるが、SNS時代の厳しい反響に直面している。
この事態は、音楽業界全体における表現の難しさを浮き彫りにしている。ナンバーアイの今後の活動に注目が集まる中、彼らはどのようにこの危機を乗り越えるのか。次のライブでの説明が待たれる。
