シンガー・ソングライターの長渕剛が体調不良を乗り越え名古屋でライブを開催し、平野雨龍氏が招待され注目を集めました。平野氏は長渕の楽曲に救われた経験を持ち、ライブ後の対面に感激しました。長渕と平野氏の交流は音楽の力を感じさせ、多くの称賛を受けています。
体調不良による公演中止から、わずか1日で復活をとげたシンガー・ソングライター、長渕剛が17日に名古屋で開いたライブに招待されていた女性が注目を浴びている。先の参院選で東京選挙区から無所属から出馬し、23万超の得票を記録した平野雨龍氏だ。平野氏は長渕に招待されたことを自身のX(旧ツイッター)で報告し、「STAY DREAM」に救われた過去を振り返りながら長渕との対面に感激する様子を伝えた。
私を支えてくれたのが「STAY DREAM」と平野氏
平野氏は17日に更新したXでこう報告した。
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長渕剛さんからライブにご招待いただきました。
20代の頃、どうしようもないほど苦しくて、心が折れそうだった時、私を支えてくれたのが「STAY DREAM」でした。
長渕さんの歌にどれだけ救われ、どれだけ前に進む力をもらってきたか、言葉では言い尽くせません。
終演後、長渕さんと直接お話しすることができ、その温かいお人柄に触れ、胸が熱くなりました。
また明日から頑張ろう——そう思わせてくれる時間でした。
皆さんにも、人生のどこかで“自分を救ってくれた一曲”はありますか?ぜひ教えてください。
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この投稿とともに、長渕と平野氏のツーショット写真や、長渕からもらったサインも公開。サインには、長渕から直筆で「今日はわざわざ来ていただいてありがとうございました。日本が前進しますように 名古屋にて」とのメッセージが添えられている。
「STAY DREAM」は1986年にリリースされた9枚目のスタジオアルバムの表題曲。長渕が精神的にも肉体的にも追い詰められた極限状態から生み出された魂の歌として知られている。
長渕剛の体調不良と公演決意
長渕は前日の16日、インスタグラムを通じて名古屋公演を体調不良で中止せざるを得なかった経緯を説明。「脱水とめまいだ。起きれず立てず救急外来で処置してもらった」と明かしていた。しかし「医療班の懸命な処置もあり今日は大丈夫だ!!!」と、翌日の公演を実施する決意を伝えていた。その公演に平野氏が招待されていた。
平野氏は2025年7月の第27回参議院議員通常選挙に際し「国会に平成生まれの女性を!」と訴え、無所属で東京都選挙区から出馬。落選したものの23万票超を獲得し、政党背景のない無所属候補としては最多得票を記録した若手政治家だ。
北海道ツアーで郷土を守る大切さ呼び掛けていた長渕
中国人移民の規制強化や台湾・香港との関係深化を主要政策として掲げ、現在も全国を行脚している。
一方の長渕も2022年の北海道ツアーで「この土地を外国人に売らないでほしい」と発言し話題になるなど、日本の国土や文化を守る姿勢を示してきた。
平野氏は15日のX投稿で「台湾情勢は、日本の安全に直結する重大な課題です」「自らの国を自らの手で守るという姿勢が、ますます求められている」と訴えている。
長渕と平野氏の交流に、Xのコメント欄では、「素敵♡」「長渕さん!鹿児島の誇りです!」「雨龍さん凄えよ!」と称賛の声が寄せられた。
また「STAY DREAMは名曲ですね✨」と楽曲に共感するコメントも。中には「長渕さんは、日本の土地を外国人に売らないでくれと声を上げてくれた方です。批判してる人たちは長渕さんの意思の強さを知らない。どうか長渕さんと共に日本を守ってください」など、両者の政治的スタンスに言及するコメントも見られた。
社会的メッセージを発信する両者の接点に、音楽の持つ力と影響力を改めて感じさせる投稿となった。
■平野雨龍(ひらの・うりゅう) 1994年1月31日生まれ。千葉県出身。着物モデル、社会運動家、舞台女優。京都ハクビ着物学院講師を務め、茶道・華道・雅楽に精通し、和文化を発信。2019年の香港民主化運動を機に注目され、デモ主催や募金で支援、「反送中女神」と称される。ウイグル人権問題や中国人移民政策の見直しを訴え、台湾・香港との関係深化を主張。政治団体「雨龍会」代表として、2025年参議院選挙東京都選挙区に無所属出馬、落選ながら23万超の票を獲得、無所属候補最多。政策の柱は中国人入国・土地取得規制、帰化基準厳格化、スパイ防止法制定。中国の脅威を警告し、日台連携強化を提唱。虐待経験からPTSDを抱えつつ、伝統文化保護や対中不買運動を推進中。国際的に活動し、台湾メディアでも報じられる。

