
美川憲一が心臓手術後、パーキンソン病を公表し、衝撃の事実が明らかになった。彼は自らの健康に自信を持ち続けていたが、今年に入り突然の病名告知に直面し、ファンや関係者に衝撃を与えている。
11月13日、彼の個人事務所は公式サイトで、彼がパーキンソン病を患っていることを初めて発表した。8月まで歌番組に出演し、変わらぬ歌声を届けていた美川は、9月に体調不良を訴え、心疾患の一つである洞不全症候群と診断された。ペースメーカーの埋め込み手術を受けたが、その後も健康状態は悪化し、11月16日に予定されていた復帰公演も中止となった。
手術後のリハビリ中、美川は何かおかしいと感じ、再検査を受けた結果、パーキンソン病が判明した。医師はこの病気が脳内のドーパミン不足に起因し、運動障害を引き起こすことを説明している。数年前から兆候があったものの、彼は公の場でのパフォーマンスを優先し、周囲には深刻な状況を隠していた。
現在、美川は12月14日に愛知県でのディナーショー、16日には長崎県でのコンサートを予定しており、活動再開に向けて意欲を見せている。ファンに対しては、自身の現状を正直に伝え、治療とリハビリに取り組む姿勢を示している。彼の歌手デビュー60周年を迎える中、不屈の思いで病と戦う美川憲一から目が離せない。