【速報】山上被告「家庭環境が理不尽 忍耐の訓練になると応援団に入部」高校時代について被告人質問で語る ”卒業アルバムの夢は『石ころ』”「ろくなことがないだろうと」安倍元総理銃撃・殺害事件裁判

2022年に安倍元総理大臣を銃撃して殺害した罪に問われている山上徹也被告(45)の裁判員裁判で行われた被告人質問で、山上被告は高校時代のことを語りました。

部活として応援団に入部したことについて「イメージとして上下関係で理不尽なことがあり、忍耐の訓練になると入部しました。自分の置かれた家庭環境が理不尽に思えたから」と話しました。

また卒業アルバムに書いた将来の夢はという質問に「石ころと書いた」と答え、その理由について「ろくなことがないだろうと」と答えました。

■部活の応援団は「家庭環境が理不尽に思えたから忍耐の訓練になると入部」

山上被告はきょう=20日の被告人質問で、中学2年生だったころに母親が旧統一教会に入信していたことが発覚し、母親と祖父が信仰を巡って衝突するようになったと明かしていました。

そして高校時代のことについて弁護側から質問を受け、家庭環境が荒れていく中で当時の心境などを語りました。

(Q.部活は?)
【山上被告】「珍しいですが、応援団です」
(Q.理由は?)
【山上被告】「イメージとして上下関係があり、理不尽なことに忍耐する訓練になるのでは、と思った」
(Q.なぜ訓練になると思った?)
【山上被告】「置かれている家庭環境が理不尽に思えたから」
(Q.勉強は?)
【山上被告】「ほぼしていません」
(Q.他の生徒と比べて思うことは?)
【山上被告】「進学校に進むことは環境が整っている子がほとんどで、自分が中2のときに(環境が)変わってしまったまま入学して。周囲と違うなと思っていました」

■卒業アルバムの将来の夢は『石ころ』「ろくなことがないだろうと」

そしてどんな高校生活だったか問われ、次のようなやりとりとなりました。

【山上被告】「たまたま野球部が強くて、1年、2年も甲子園の応援団として活動。本当はやめようと思っていたんですが、なかなかできずに流されてしまったのが1つと、自分のために有効に使えなかったかなというのはあります」「

(Q卒業アルバムに書いた将来の夢は?)
【山上被告】「『石ころ』と書いたのは覚えています」

(Q.どういう意味?)
【山上被告】「ろくなことがないだろうと」