
オフシーズンに入った大谷翔平(時事通信フォト)
ワールドシリーズ連覇を成し遂げ、4度目のMVPに輝いたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(31才)。彼を待っていたのは、束の間の休息どころか、多忙を極める「激動のオフシーズン」だった。現在の大谷は、CM撮影に追われる日々を送っているという。
「大谷選手のスポンサー契約は合わせて100億円規模ともいわれています。彼は絶対的な広告塔ですから、撮影もひっきりなしです。かつてはCM撮影やインタビューに各社4時間ほどの時間を設けていましたが、近年は2時間に短縮したとか。それでも『大谷効果』は絶大で、いまも各社が列をなしています」(広告代理店関係者)
プロ野球選手としてストイックな日々を送る大谷は、CMにも強いこだわりを持っている。
「大谷選手は必ず『新規撮影』の映像をCMに入れるんです。アスリートの場合、シーズン中のプレー映像を使えば簡単に作れますし、本人も楽でしょう。でも彼は“お金をいただく以上、ちゃんと新たな映像を収録する”というスタンスを以前から持っています。その生真面目さには頭が下がります」(前出・広告代理店関係者)
怒濤の“分刻み撮影”を終えても、心は晴れない。大谷はハワイ島の超高級リゾート地に建設予定だった別荘をめぐる訴訟の被告人となっているからだ。本来ならば、今夏には別荘が完成していたはずで、この冬は真美子夫人や赤ちゃんと一緒に、「特別な場所」で、ゆったりとした時間を過ごすはずだった。
「10月20日、大谷さんサイドは原告側に対し、『大谷氏とCAA(エージェント会社)が不法に(不動産プロジェクトを)妨害したという主張はまったく根拠がない』として、ハワイ州の裁判所に訴状の棄却を求める申し立てを行いました。真美子夫人や愛犬・デコピンの写真が無断で広告に使用されたことも大谷さんは問題視していて、『カウンター訴訟』の可能性も示唆しており、長期化は避けられないでしょう」(スポーツ紙記者)
大谷が常夏の島で羽を伸ばせるようになるには、もうしばらく時間がかかる。来春には、野球の国・地域別対抗戦となるWBCが控えており、大谷本人は「また侍ジャパンの一員として戦いたい」とやる気マンマンだという。万全な状態で出場するためにもオフの過ごし方は重要だ。
「仮にWBCに参加することになっても、前回大会のように直前での合流となるのは必至で、ゆっくり日本で過ごす暇はありません。それに先立って、年末年始に帰国する予定があるようです。ただし極秘で。空港がパニックになるのを避けるため、プライベートジェットを使うはず。都内のある超有名店をこの年末に予約できないかと計画したりしているんだとか」(スポーツライター)
実際、大谷にとって「極秘帰国」はお手の物だ。2024年1月、移籍に伴い就労ビザの書き換えが必要になったと思われる大谷は、弾丸帰国して在日米国大使館での申請手続きを行った。また、水原一平元通訳が銀行詐欺罪などの裁判の過程で「岩手県の実家に帰る際の手伝い」をしていたと、過去にもマスコミやファンにバレずに帰国していたことを明かしていた。
「結婚以降、真美子さんは日本に帰国できていませんからね。真美子さんファーストを貫く大谷選手のことですから、オフの一部を家族一緒に日本で過ごすことを考えているのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)
真の休息が訪れるのは、いつになるのだろうか。
※女性セブン2025年12月4日号