羽田空港でおきた航空機事故からきょう2日で1年です。
当初、日航機から乗客乗員が脱出したのは衝突から18分後とされていましたが、約11分後には完了していたことがわかりました。
この事故は2024年の1月2日、羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突し、海保機の乗員5人が死亡し、機長が重傷を負ったものです。
日航機の乗客乗員379人は全員脱出し、無事でした。
日本航空の当初の発表では、全員が脱出したのは、午後5時47分に衝突してから18分後の午後6時5分とされていましたが、国の運輸安全委員会の調べで、機長が最後に脱出したのは午後5時58分で、衝突から約11分後だったことがわかりました。
脱出の際には機内放送が使えず、機長や客室乗務員などが客室内を移動しながらほぼ肉声で、避難誘導にあたったということです。
脱出が完了するのとほぼ同じ時間に衝突で発生した機体の火災が客室に延焼し始めたとみられ、間一髪の脱出劇でした。