ジョイマン オリジナルのラップ百人一首が大反響 大会に本家名人が参加も「これは百人一首ではない」とボヤかれる

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 お笑いコンビ・ジョイマンが28日、都内で、「第3回ジョイマン百人一首大会」(11月15日、東京・ひがしんアリーナ)の取材会を開催。百人一首本家の名人からの意外な反響を明かした。

 同大会は、コンビの代表ネタ「ラップ」をモチーフにしたカード使用するオリジナルゲームのイベント。カードは23年から発売しているが、常に売り切れが続く人気ぶりで、池谷和志は「入荷する時10個ぐらいしか入れてないんじゃないか。売り切れるのがビックリするくらい早い」と反響を冗談交じりに熱弁した。

 今回から子供向けイベントと、大会の2部制で行われるが、大会は毎回激戦だという。カード制作者の高木晋哉も決勝では札を1枚も取れないほど猛者が集うそうで、高木は「ジョイマン力が高すぎる」と苦笑いした。

 実際、その盛り上がりを聞きつけ「一流の名人の方が参加してくださった」ことも。高木いわく「百人一首ファンの人は『あの名人いるんだけど!』みたいな、僕らよりその人に握手求めるみたいな感じ人」だそうだが、詠まれる歌は、聞き慣れたものとは異なり高木のユニークなラップであるため順当には優勝にはたどり着けないそう。

 「でもその人いわく『これは百人一首ではない』。詠んでる人が僕だけなんで『これは“一人”じゃないですか』みたいな感じで言われまして。負け惜しみだなと」と悔しさたっぷりに語られたと暴露。過去優勝者は、“ラップ”を全て丸暗記してきた10代だという。

 オリジナルの百人一首は子供から大人まで幅広く浸透し、大会も規模を広げている。池谷は今後について「百人一首の神聖な場所で大会をやってみたい。武道館とかでやってみたい」と国技化の野望も掲げていた。