
SNSで知り合った女性を名乗る人物から「夫の代わりに私を妊娠させてほしい」などと言われ、山口県下関市の60代男性が現金43万円をだまし取られていたことがわかりました。
下関警察署によりますと下関市の会社員の男性(60代)は10月6日、SNSで知り合った日本人女性を名乗る人物とやり取りしていたところ、「夫の事情で子供を授かることができないので、夫の代わりに私を妊娠させてほしい」「妊娠が成功した場合には謝礼として5200万円をお渡しする」「契約に関しては私が手配した弁護士を通じて行ってほしい」などと言われました。
男性はその後、“女性”から紹介された弁護士を名乗る人物から「契約の保証金を支払う必要がある」「あなたには契約違反があるので違約金を支払う必要がある」などと言われ、それを信じた男性は10月8日から10日にかけて3回にわたり指定口座に現金計43万円を振り込んでだまし取られたということです。
警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに、SNSで知り合った相手からお金の話が出た場合は詐欺を疑って、すぐに警察や家族に相談するなど注意を呼びかけています。