11月5日、長野県松本市の奈川渡ダムで足場を組み立てる作業をしていた男性(36)が転落する事故が発生した。警察や消防が6日から捜索を再開し、午前10時前にダム湖で沈んでいる男性を見つけ、死亡を確認した。
足場の組み立て作業中、ダム湖に転落
5日午後4時ごろ「奈川渡ダムに男性が転落した」と関係者から消防に通報があった。
警察によると、松本市の会社員の男性(36)が足場の組み立て作業中にダム湖に転落したという。

男性が転落したとみられる場所では警察や消防が湖をのぞき込むなどして捜索を行ったが、5日は手がかりは得られなかった。
事故翌日の捜索で男性を発見 死亡確認
事故から一夜明けた6日午前7時頃、警察と消防は船やドローンを使うなどして上空と水中から捜索を再開。
午前10時前、ダム湖に沈んでいた男性を発見。

引き揚げたが、その場で死亡を確認したという。
梓川をせき止めた奈川渡ダムは、松本市街地から上高地や岐阜県高山市に向かう国道158号線沿いにある。