I.O.I元メンバーチョン・ソミ 自身のコスメブランドで赤十字標章を無断使用の疑い 告発されたと現地で報道

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 韓国のオーディション番組「PRODUCE 101」から誕生した、11人組ガールズグループ・I.O.Iの元メンバーで歌手のチョン・ソミが、自身のコスメブランド・GLYFで赤十字標章を無断使用したという疑いで告発されたことが判明したと7日、現地メディアのインサイトなどが報じた。

 記事によると、ソウル城東(ソンドン)警察署はチョン・ソミとGLYFを運営するBeaubble(ビューブル)コリアの代表に対する、大韓赤十字社組織法違反容疑の告発状を受理したことを発表したという。告発人の身元は公表されておらず、医療・救護活動で使用される赤十字標章が商業的に使われた場合、その意味が薄れて救護現場での信頼と中立性が損傷される可能性があるとして、告発されたことが伝えられたとした。

 GLYFは同日、公式インスタグラムで「赤十字標章が持つ歴史的・人道的意義と法的保護の重要性を十分に認知しないまま、制作が進められたことを深くお詫び申し上げる」と謝罪。今回発売したポイントメイクアイテム「ヒュースプレッドスティック」の宣伝のために制作された「感情応急処置キット」は、「私たちの正直な感情を、緊急処置のように癒やす」というメタファー的コンテンツとして企画されたといい、実際の医療や救護活動とは全く関連がないと説明した。

 しかし、このコンテンツを視覚的に表現するプロセスで、大韓赤十字社のシンボルと類似していると思わせる要素が、事前承認なく含まれるというミスを犯したと、その過ちを認めていた。

 そして、問題要素が含まれたデザインおよび、関連コンテンツの掲示を全面的に中断。すでに流通されたキットパッケージデザインの回収・再制作を行っていると明かした。

 赤十字標章は、医療救護目的以外での商業的使用が厳しく禁止されており、これを無断で使用した場合、1千万ウォン(約100万円)以下の罰金、または500万ウォン(約50万円)以下の過料が科せられる。