
石破茂前首相が7日、MBSの夕方ニュース情報番組「よんチャンTV」に出演した。
高市早苗首相が来日したトランプ米大統領を迎えた件を、ジャーナリスト武田一顕氏が「私は批判的で、あれだけご機嫌を取らなきゃいけないほど日本はアメリカに弱いのか」と述べた。高市首相が米空母を視察し、米兵の喝采を受けトランプ大統領の横で腕を突き上げ飛び跳ねたことを「高市さんのはしゃぎっぷりですよ。あれと同じことを石破さんがやったら、特に保守系のメディアは物凄く悲劇的に批判すると思う」と語った。
石破氏は「ウフフ…」と笑い、「日本はアメリカに世界最大の投資をして、世界最大の雇用を生み出し、これがなくなったらどうにもいならない。アメリカには関税よりも投資ですよとずっと言ってきた。トランプさんもそれを理解して15%で収まってるわけです」と述べた。
「日本とアメリカは違う国なんでね、国益も違う。日本がいかなる役割を果たすかは本当にシビアに見ていかないといけないと思っています。アメリカはああ見えて、非常に冷徹な国なんでね、日本がアメリカにとってなくてはならない国だと示すために、日本は相当に努力をしていかなきゃいかんです」
「アメリカの言う通りにやっていれば日本は大丈夫ですという考え方ではなく、アメリカの主張にすべてイエスと言うのは本当の素晴らしい同盟関係だと思っていない。そこは高市さんもアメリカ議会のスタッフもしていたから、十分承知で外交を展開すると思いますよ」と語った。