【高市自民】田崎史郎氏、高市首相と一番関係が悪化している人物「非常に溝が深い」 国会でも冷たい表情で一瞥

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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が6日のTBS「ひるおび」で、高市早苗首相との関係が悪化している人物を挙げた。

 番組では5日の国会代表質問で、公明党議員団が事前に打ち合わせ、斉藤鉄夫代表が壇上で冒頭、26年の連立関係を切った自民に対し「改めてこの間の自由民主党の皆様のご協力に対し心から感謝申し上げます」と述べ、高市首相に向かって頭を下げると、公明議員団が大きな拍手を送った場面を映像で伝えた。

 高市首相は書面を読みながら、斉藤代表のほうを一瞥しただけで冷たい表情だった。今後の公明と自民の関係は難しいとの話題となり、田崎氏は「難しいですよ。綱渡りですよ」と語った。斉藤代表が頭を下げた場面を見て「それに対する高市さんの反応がちょっとなんか冷たかったですね。気になりましたね」と笑った。

 田崎氏は、高市首相と斉藤代表の間に深い溝があると指摘。

 代表質問で斉藤代表は冒頭感謝から一転、高市首相が日本維新と合意している衆院議員定数1割削減については「民主主義の破壊」と批判した。

 田崎氏は「溝が深いと思いますよ。公明党がいま一番強く反発しているのは定数削減の問題なんです。定数削減をすると比例にシフトしている公明党にとっては、党の存立基盤に関わる。質問でも『民主主義の破壊だ』とまで激しいことをおっしゃる」と指摘した。

 一方で「でも高市さんの立場にしてみれば、維新と約束したことですから。ある程度までやらざるを得ない。そこの難しさがあります。高市さんと公明党との溝は非常に深いと思います」と語った。