
天皇皇后両陛下、三重県での全国豊かな海作り大会に出席し、真鯛やイセエビの稚魚を海に放流しました。午後3時、強い雨が降る中、南伊勢町の漁港に到着した両陛下は、地元漁業者たちの歓迎を受け、笑顔で手を振る姿が印象的でした。
両陛下は、豊かな海を次世代に引き継ぐため、地元の中学生から受け取った稚魚を丁寧に海へ放流。彼らの行動は、環境保護の重要性を訴える力強いメッセージとなりました。さらに、地元の水産高校の実習船を訪れ、生徒たちに釣り竿を手に取り、その使い方を尋ねる姿も見られました。
両陛下は、明日から1ヶ月間の航海実習に出発する生徒たちに「頑張ってくださいね。気を付けて行ってらっしゃい」と激励の言葉を送りました。この瞬間は、未来の漁業を担う若者たちへの温かいエールとなり、感動を呼び起こしました。
このイベントは、海洋資源の持続可能な利用を目指す取り組みの一環として、多くの注目を集めています。両陛下の参加によって、地域の漁業や環境保護への関心が高まることが期待されています。