矢沢永吉76歳、東京ドーム単独公演最年長記録の金字塔 ハマーで会場一周「近くなったぜ!ロックンロール!」長女・洋子と親子共演も

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 ロック歌手の矢沢永吉(76)が8、9日、東京ドームでソロデビュー50周年公演を開催した。本公演でポール・マッカートニーと並ぶ東京ドーム単独公演最年長記録タイ、日本人としては最年長となる金字塔を打ち立てた。2018年以来7年ぶりとなった2日間のビッグエッグ公演で計11万人を動員した。

 1975年に伝説のロックバンド・CAROLを解散した年にソロデビュー。50周年アニバーサリー・イヤーの締めの公演を迎えた矢沢は「あっという間だったよ。本当に。2年半でCAROL終わることになりまして、一人で張れんでしょうみたいな感じで1カ月、まともに寝られんかった。でも26歳、絶対つかんでやる!と思ったけど、今振り返ったら最高だね」と回想。会場の大きな拍手の中「よく青春という言葉があるけど、まさにそのド真ん中!」とこれからもロック魂を燃やし続けると誓った。

 粋な演出で盛り上げた。米国車・ハマーのルーフに搭乗し、会場を一周。「近くなったぜ!ロックンロール!」と観衆の顔を見渡しながら絶叫した。13曲目には長女の矢沢洋子が登場し2人で「Risky Love」を熱唱。7年ぶりの親子共演で熱い思いを届け、アンコールでは「止まらないHa~Ha」を歌い全23曲を汗にまみれた。

 時折、スタンドマイクを振り回すなど、パワフルな動きを見せた矢沢。衰えぬ情熱をみせ「幸せです。まさかこんなに長く歌うことができるとは思ってなかった。本当にありがとう」と会場におじぎ。50周年アニバーサリー・イヤーの締めにふさわしいロック魂で健在をアピールした。