
俳優の広末涼子さんが4月に起こした追突事故。
同乗者にけがをさせた疑いで13日朝、書類送検されました。
当時、車のスピードは時速180kmを超えていたとみられています。
2025年4月、広末さんは静岡・掛川市の新東名高速上り・粟ヶ岳トンネルを走行中、大型トレーラーに追突する事故を起こし、同乗していた男性がけがをしました。
事故後に現場近くを走る車のドライブレコーダーの映像では、広末さんが運転していたとみられる黒い車が映っています。
フロント部分は大きくつぶれていました。
別の映像では、路面に破片が散乱。
黒い車の手前で、警察官がしゃがみ込む人物に声をかけているとみられる様子が映っていました。
事故後に現場を通った人は「3車線にまたいで破片が散乱している感じ。50メートルくらいは散乱していたかな。相当大きい事故だったのかと思います」と話しました。
警察は7月、本人立ち会いのもと実況見分を行うなど、捜査を重ねてきました。
その際、車の窓から顔を見せた広末さんは一瞬、報道陣のカメラの方向をちらり。
実況見分は、事故を起こしたトンネル内でも。
捜査関係者によりますと、広末さんは当時、時速180kmを超えるスピードで運転していたとみられます。
トレーラーに追突後、壁に衝突し、停車。
現場に目立ったブレーキ痕がなかったことなどから、広末さんの過失が認められると判断し、過失運転致傷の疑いで書類送検したということです。
当初、警察は危険運転致傷の疑いで広末さんの自宅の家宅捜索をしていました。
しかしその後、高速道路であるため「制御困難な高速度」とまでは言い切れないと判断したとみられます。
また、事故直後に運ばれた病院で看護師の女性を蹴るなどした疑いで現行犯逮捕されましたが、その後、処分保留で釈放されていました。
すでに被害者の女性と示談は成立していますが、現在も任意による捜査が続いているということです。