女優・のんを支えた「ジャニーズ界の大物」…「復活オファー」が爆増していた

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復活の年となった2025年

今年は俳優ののん(32歳)が出演・主演する話題作が続々と上映・配信された年だった。

4月には、1975年に高倉健さんが主演を務め公開された映画のリブート版『新幹線大爆破』がNetflixで配信。同作で、のんは爆弾が仕掛けられた新幹線の運転士役を演じている。配信2週目には非英語映画の「週間グローバルチャート」で、全世界で2位を獲得するなど、国内のみならず海外からも注目を浴びた。9月からは、インターネットテレビ局・ABEMAで主演を務めるドラマ『MISSKING/ミス・キング』が配信された。同作では、天才棋士の父に人生を奪われ、復讐を誓って将棋界入りを果たす主人公を演じている。

また、公開中の吉永小百合(80歳)の主演映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』にも出演。世界最高峰の山として知られるエベレストに女性で世界初登頂に成功した登山家・田部井淳子の実話を、田部井さんのエッセイを原案に描かれた作品だが、のんは吉永が演じた主人公の青年期を演じた。

「これまでは明るい役が多かったのんさんですが、『ミス・キング』はドロドロとしたものを内に秘めたダークヒーローの役。すっかり役にハマっていました。確実に、演じることができる役の幅を広げています」(映画業界関係者)

のんはもともと「能年玲奈」の名義で活動を行い、ティーン向けファッション誌『ニコラ』(新潮社刊)のモデルを務め、’13年にNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』でヒロインを務め飛躍的にその知名度がアップ。なかなか実写化されなかった人気コミックが原作の映画『ホットロード』(’14年)では、ダンスボーカルグループ・三代目 J
SOUL BROTHERSのボーカル・ØMI(登坂広臣)とダブル主演を務め、興行収入25.2億円のヒット作となった。

のんを支えた「ジャニーズ関係者」

「当時はまだ仕事に慣れていない感じで、演技は問題なかったが、イベントに出演するとガチガチでろくにコメントできないような感じで初々しかった」(スポーツ紙記者)

そのまま順調にステップアップを重ねると思われたが、所属事務所と契約問題で揉め芸名を「のん」の改名。テレビからは遠ざかることになったが、映画を中心にキャリアを積み、CMのオファーも途切れることがなかった。

そして、今年4月期の阿部寛(61歳)主演のTBS日曜劇場『キャスター』で11年ぶりの民放キー局の連ドラ出演を果たした。

「のんをバックアップし続けたのは、旧ジャニーズ事務所から所属タレントのマネジメント業務を引き継いだSTARTO
ENTERTAINMENTの福田淳前社長です。福田氏は芸能界のしがらみにとらわれないビジネススタイルでのんとエージェント契約を結び、のんのやりたいように仕事をさせたところ『伸び代』を発揮し成長。

のんの古巣に忖度して、各テレビ局は起用をためらっていたが、すでに古巣の勢いは失速しています。関係各所の需要も高まっているだけに、のんが民放の連ドラで主演を務める日も近いのでは。古巣とのゴタゴタですっかりメンタルも鍛えられ、イベントなどに登場しても堂々とコメントしています。演技力が向上しただけではなく、メンタルも鍛えられたようです」(同前)

来年以降のさらなる飛躍が期待される。

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