
韓国俳優のキム・スヒョンが広告モデルを務めていたコスメブランド社が、キム・スヒョンの所属事務所・ゴールドメダリストを相手取り提起した、5億ウォン(約5千万円)の損害賠償請求訴訟の初の弁論期日が21日に行われ、品位維持に違反したとして、損害賠償請求の金額を28億6千万ウォン(約2億8600万円)に増額したと、現地メディアのYTNなどが報じた。
同ブランド社は、キム・スヒョンとの契約は今年8月までだったが、故キム・セロンさん(当時24歳)と未成年時に交際していたという疑惑が浮上、世論を悪化させたとして、当初より5カ月早い3月に契約を解除することになったと説明したという。また、セロンさんとの交際説が浮上した際、当初は否定しながら後に交際の事実を認めたという点を指摘。これを契約解除事由とし、それらの事情を反映、損害発生と範囲を再算定した結果、増額が妥当であると伝えたとした。
一方、キム・スヒョン側は「(故人との交際は)大学生になって以降で、未成年時という噂は事実ではない。そのため、具体的にどんな行為が、品位維持義務の条項を違反しているのかが不明瞭であり、納得できない」と反発したという。
裁判所は「損害範囲をそのように予想することが正しいかどうかは、検討してみるのが良さそうだ」「損害範囲と損害発生についても、それぞれ主張すべきだろう」と伝えたとした。