
10月27日、岩手県一関市でクマに襲われ男性が死亡したとみられる被害で、その後現場の近くで駆除されたクマはDNA鑑定の結果、別の個体だったことがわかりました。
10月27日、一関市厳美町の住宅の庭で、この家に住む60代の男性が死亡しているのが見つかりました。
遺体には爪痕などがあり、クマに襲われたとみられています。
現場ではその後現れた体長1.5mほどのクマ1頭が駆除されました。
一関市は現場で採取された体毛と駆除されたクマの体毛を県環境保健センターにDNA鑑定を依頼していました。
その結果、2頭のDNA型は一致せず、別々の個体であることが判明したということです。
男性を襲ったとみられるクマが現場付近にいる可能性があるとして、市は住民に引き続きクマに注意するよう呼び掛けています。