
フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」のコメンテーターを務める生物学者の池田清彦氏が21日、自身のXを更新。高市早苗首相の台湾有事を巡る発言から中国との亀裂が深まっていることに言及した。
高市首相が7日の衆院予算委員会で台湾有事の最悪ケースを想定し「存立危機事態になり得る」と答弁したことから、中国側が猛反発。中国側は、自国民への日本渡航自粛の呼びかけたほか、日本産水産物の輸入を事実上再停止するなど、日増しにその動きはエスカレートしている。
池田氏は「はっきりしていることは、中国との交易をやめたら、日本は相当困るということと、さりとて、中国と戦争を始めたら必敗だということです。だから、この二つを回避するためにはどうしたらいいかを考えることです」と指摘。「中国だって日本と事を荒立ててもいいことはないので、居丈高にならずに卑屈にならずに、粘り強くネゴシエーションする他解決する方途はありません」と私見を述べた。