岐阜市の無人販売店で、バールのようなものを使い、店の料金箱をこじ開けようとする全身黒ずくめの2人組。
あの手この手で店のお金を盗み取ろうとする泥棒たちの生々しいやり取りの一部始終をカメラが捉えました。
11月29日、黒い衣服で身を包み、ピンク色の手袋をして店を訪れた2人組。
店内に入ると、商品には目もくれず、料金箱へと向かいます。
すると、バールのようなものを穴に差し込み、がちゃがちゃ。
さらに金づちのようなものを使い、力いっぱいたたきつけ、料金箱を破壊しました。
1人が箱の奥へと手を突っ込み、金を抜き取ったかと思いきや、なぜかその手には何も握られておらず…。
被害に遭った店のオーナー:
料金箱は中が複雑な構造になっています。
実はこの料金箱、簡単にはお金を取り出せない仕組みになっていたのです。
しかし、泥棒たちは必死に壊し続けます。
そして料金箱から金を抜き取りました。
勢いづいた泥棒たちは、「もう少し穴広げたらいける?」「どこまでやったらいける?」「いける?これでいける?」と、さらに金を抜き取ろうとしますが、奥のお金になかなか手が届かない様子。
すると、次の手段に打って出ます。
店に置いてあったテープを使い、料金箱の中に垂らし、お札にくっつけようとしたようです。
しかし、これはうまくいかず。
そして最後は、料金箱の中をライトで照らし、お金を抜き取ると、そそくさとその場を離れ店から出ていきました。
店のオーナーによると、約7000円の現金が盗まれたといいますが…。
被害に遭った店のオーナー:
これから商品がたくさん売れる時期でもあったので、とてもつらい状況です。
店は警察に被害届を提出したということです。