6日に急逝した女優で歌手の中山美穂さん(享年54)を、兄役で共演歴のあるミュージシャンが追悼した。
ロックバンド「FLYING KIDS」の浜崎貴司(59)が自身のXを更新。「中山美穂さんのニュースはちょっとまだ受け止めきれず、うまく言葉に出来ません」とした上で、「ただ、私と彼女は、一昨日(12/5)の夜19時頃まで、LINEでやりとりしていました」と報告。
「実は私は、12/1(日)にビルボード横浜で開催された、中山さんのライブに行く事になっていましたが、その日に少し熱が出て、急遽キャンセルしたのです」と経緯を伝えると、「熱はその日にすぐ下がったのですが、私のツアーが今日からなので、わざわざ気を遣って一昨日『体調大丈夫ですか?』と彼女がメッセージをくれたのです。それに対し、『もう大丈夫だよ』とか返事しながら、ライブ前の体調管理の難しさを二人で話し合いました」と秘話を明かした。
「彼女は人に会うのを制限するほど体に気を遣っているとのことでした。その時の内容で、中山さんも今、ライブに集中してるんだな、と強く感じたのです」と続け「色々憶測が飛び交い、心の落ち着かない方が沢山いらっしゃると思いますが、とにかく前日の夜までごく普通に、翌日のライブに向けて準備していたようです。このことはお伝えしておくべきかと思い記しました」と投稿するに至った想いを綴った。
最後に「もう少し、自分の気持ちの整理がついたらまた書きます。写真は2019年にNHKホールで一緒に『幸せであるように』を歌った時のもの。とっても素敵な美穂ちゃん。本当にありがとう。言葉にならない気持ちが胸にいっぱいです」と中山さんへ呼びかけて締め括っていた。
この投稿に「ニュースを目にして3人の〝お兄ちゃんたち〟の顔が真っ先に浮かびました」「お辛いと思いますが、声を上げていただき、ありがとうございます」「悲しいけどちょっとほっとしたよ」「最後までプロフェッショナルだったんだな」「貴方は私の青春でした。ありがとうって伝えたい」などの声が寄せられていた。
中山さんは1994年にTBSで放送されたドラマ「もしも願いが叶うなら」にヒロインとして出演。3人の兄役の長男に「ダウンタウン」の浜田雅功、次男を浜崎、三男に「To Be Continued」岡田浩暉が顔をそろえ、中山さんは〝末っ子〟をチャーミングに演じていた。