国民生活センターは20日、1歳の男児が球形のチーズを食べて窒息し、死亡する事故があったと発表した。
同センターによると、今年8月、夕食時に球形のチーズを食べたところ苦しみ始めた。吐き出せず、救急車で搬送され入院したが、12日後に死亡したという。チーズは直径2センチほどの個包装の商品だった。
同センターにはこの事故と合わせ計4件の球形のチーズによる窒息事故の情報が寄せられているが、死亡が確認されたのは初めてだという。
2024年12月20日
直径2cmの球形チーズ食べた1歳男児、窒息し死亡…事故情報は4件あり初の死亡事例
【国民生活センター(読売新聞)】
補足 お子さんのご冥福をお祈りします。
「3歳のこどもの口の直径はおよそ4cmで、ほぼトイレットペーパーの芯ぐらいの大きさです」「スーパーボールなど6mmから2cmのおもちゃは特に気道をふさぎやすく、窒息のおそれがあります」(政府広報)
「誤飲スケール」も販売されていますが、身近なもので言うとトイレットペーパーの芯に通るものは危険な大きさですから要注意です。
今回のような丸いチーズのほか、ミニトマト、ブドウは、4等分にカットする、ナッツ類、あめ玉などは6歳ごろになってから与えることを目安としましょう。
補足 とても悲しい事故で、男の子のご冥福を心からお祈りします。
今回の事故からも、表面がつるつる、球形のものは窒息リスクが高いことが分かります。
一方、日本小児科学会では2歳児がタバコ型砂糖菓子で窒息して死亡した事例が報告されています。これは球形ではなく円柱状ですが、子どもの気管にすっぽりとはまり込んだケースです。つまり切り口が円状のものは窒息リスクがあるのです。したがって、こうした球状の食材を幼児に与える際には必ず4等分して切り口が円にならない工夫が必要です。
4等分すべき食材として、ミニトマトやブドウは最近よく知られるようになりました。同様に考えれば球形チーズも4等分が必要です。
ちなみに海外ではホットドッグのソーセージの窒息事例が報告されています。ソーセージは縦切りが推奨されていますが、これも切り口が円にならないための工夫です。
改めて安全な食材の与え方を考えるきっかけになればと思います。
亡くなったお子さんは気の毒ではあるけど、だからと言ってテレビメディアは球形チーズを製造販売をしたメーカーを目の敵にして叩くのだけは止めていただきたい。最近は何かあれば直ぐに正義面をして企業を叩くが、これは親の責任でもあると思う。割るなり、細かく刻むなりして食べさせる工夫も必要だったのではと…。あくまでも個人的見解ですが。
まだ歯が生え揃わない1歳児が球状のチーズは噛めない。
もしチーズをあたえるなら、本当に細かくしてから与えないと怖い。
1歳だと、歯茎で噛めるくらい柔らかいものでないと食べられないと思う。
これは球状のチーズが悪いのではなく、与え方の問題だと思う。
食事を与える保護者が想像力を働かせて、これは大きさ的に大丈夫か、硬すぎないか、などよく考えて与えないといけない。
先日5歳の娘がじゃがりこを喉に詰まらせました。私は夕飯準備をしていて、急にカァーカァーを吐き出そうとする音が聞こえて、真っ赤な顔をしながら自分で前屈みになっていたので、背後からハイムリック法をして吐き出せました。
よく噛まずに飲み込もうとしたのが原因でしたが、あれが球状のチーズだったら…取れたか自信ありません…
私も油断していて反省しました。
球状のチーズなどは今でも口に入れたらすぐよく噛んで!と伝えてありますが…
こういうのが怖いので、念のため酸素マスクの口元にスッポンみたいな構造の誤飲窒息の吸引器具を購入して食器棚に入れてあります。
いざとなったらここにあるよと家族に説明もしてあります。
球型のチーズは幼児には窒息の危険があるのでは?と常々思っていました。
なのでチーズが好きな2歳の孫には四角いベビーチーズを食べさせています。
四角いチーズだと自分でかじらないと食べられないので窒息の危険が少ないからです。
とにかく幼児にはプチトマト、ぶどう、うずらの卵、チーズなど球型のものは切って食べさせないといけないと思います。
小さな子供の口の大きさは約4cmで喉はそれよりも細い。加えて、噛む力や飲み込む力も発達していないので、固形物だと丸ごと飲み込んでしまう可能性が高い。
「子ども家庭庁」の資料では、固形物に関しては1cm大程度まで小さくして与える事が適切と明記されています。また、球形の食品(チーズ、果物、飴、うずらの卵等)については、四等分にして与えた方が良いとなっています。
手間がかかるとは思いますが、子供の命を守る為には最善を尽くすしかないと思います。