23日午後6時20分ごろ、福島県喜多方市熱塩加納町熱塩の住宅茶の間に体長約90センチのクマ1頭が入り込んでいるのを、帰宅した住人の60代男性が発見した。喜多方署によると、男性は隣家に避難し無事。隣人が猟友会を通じて駐在所に通報した。クマは室内にとどまっており、署は付近を立ち入り規制した。
署によると、男性が発見した際、クマはこたつに頭を入れていた。現場は山あいの集落で雪が積もっているという。
2024年12月24日
帰宅したら茶の間にクマ 福島、住人隣家に逃げ無事
【福島県警察本部(KYODONEWS)】
解説 住人にけががなくてほんとうに良かったです。クマはとても器用で、以前から、ときおり人間のつくった建物へ侵入して大騒ぎになっています。少し扉が開いていれば、頭を入れたり、前あしを使って大きく開けて入ってしまいますし、薄い扉であれば、きちんと閉まっていても、壊して入ってしまいます。主な目的は室内の食べ物を食べるためですが、この時期は、冬ごもり場所を探すためでもあります。今回のケースは、最初は食べ物を狙って入り、その後、冬ごもりの場所としようとした可能性があります。クマが生息している地域では、100パーセント防御はできないですが、とにかく2、3階まで扉や窓をしっかり閉めることが大切です。また、庭や家のまわりのやぶなど、クマの隠れられる場所をできるだけなくすことも大切です。
くまがコタツに頭突っ込んでお尻が出てるとかプーさんとかに例えたらめちゃくちゃ可愛いけど現実は恐怖しかない…でもコタツに頭を入れてる状態で見掛けたのが不幸中の幸いだと思いました。お腹を空かせて物色中とかだったら突然襲ってくる状態だったかも知れないし。
過去に一度だけ、仕事の最中に山から降りてきたツキノワグマに追いかけられた事があります。死にものぐるいで走って軽トラに逃げ込みました。クマはその後、付近をウロウロした後、また山に入って行きましたが、しばらくはクマと出会った場所に行くのが怖かったですね。動物園で見るクマやアライグマは愛くるしく見えますが、野生のものは凶暴。
笑い話みたいやけど、実際に起こったら驚きどころの騒ぎじゃないな。今回は助かったにせよ、次から帰宅するときもビクビクと怯えながら帰らんと行かんようになる。それくらい激しいトラウマになりそう。
帰宅してコタツの中にクマがいる事を想像するだけで怖いです。例年12月頃になるとクマは「冬ごもり」に入る事が多いのですが、例外もあるようです。秋に十分な栄養が得られていない場合、「冬ごもり」を遅らせる可能性も指摘されています。また、「冬ごもり」中でも、眠りが浅くなった時に食物を採って食べたりする事がある、という事です。冬の間でも比較的暖かい場所ではクマが活動している姿が確認されています。冬の間も油断できません。
「熊がこたつに頭をつっこんでいた」と状況だけ聞くとなんだかかわいい響きだが、普段から熊との遭遇と背中合わせの生活をしている方々からしたら恐怖以外にないだろう。