内閣府は23日、日本のドル建て1人あたり名目国内総生産(GDP)が2023年は暦年で3万3849ドルとの試算を公表した。写真は2月15日、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
2年連続でOECD(経済協力開発機構)加盟38カ国中22番目と比較可能な1980年以降、最も低い順位となった。
ことし6月に韓国のGDPが基準改定で上方修正されたため、2022年の順位が日韓で入れ替わっており、2年連続で21番目の韓国を下回った。
ドル建て換算に用いた為替レートは2019年109.01円、20年106.78円、21年109.80円、22年131.4円、23年140.5円。円安進行もドル建て金額下押しの一因となっている。
順位 国名 ドル建て1人当たり名目GDP
- 1 ルクセンブルク 128,423
- 2 アイルランド 104,118
- 3 スイス 100,325
- 4 ノルウェー 87,570
- 5 アイスランド 82,543
- 6 アメリカ 81,861
- 7 デンマーク 68,442
- 8 オーストラリア 66,630
- 9 オランダ 64,572
- 10 オーストリア 56,040
- 11 スウェーデン 55,202
- 12 ベルギー 54,780
- 13 カナダ 54,201
- 14 ドイツ 53,550
- 15 フィンランド 52,987
- 16 イスラエル 52,643
- 17 イギリス 49,464
- 18 ニュージーランド 48,006
- 19 フランス 44,691
- 20 イタリア 39,003
- 21 韓国 35,563
- 22 日本 33,849
2024年12月23日、内閣府は日本のドル建て1人あたり名目国内総生産(GDP)が2023年は暦年で3万3849ドルとの試算を公表した。写真は2月15日、都内で撮影されたものである。
解説:もちろん為替のレートの問題もあるだろうが、この数字を政府与党や野党は直視する必要がある。現在、政府に求められているのは経済のパイ自体を拡大することによる一人当たりGDPの上昇についての明確な成長戦略といえる。
見解:円換算の実質GDPはリーマンショックでの大幅下落以降は漸増していることがわかる。高齢者比率が高いほど、GDPの対全人口比は下がる。
記事内容の一部メモ:
順位 国名 ドル建て1人当たり名目GDP
1 ルクセンブルク 128,423
2 アイルランド 104,118
3 スイス 100,325
4 ノルウェー 87,570
5 アイスランド 82,543
6 アメリカ 81,861
7 デンマーク 68,442
8 オーストラリア 66,630
9 オランダ 64,572
10 オーストリア 56,040
11 スウェーデン 55,202
12 ベルギー 54,780
13 カナダ 54,201
14 ドイツ 53,550
15 フィンランド 52,987
16 イスラエル 52,643
17 イギリス 49,464
18 ニュージーランド 48,006
19 フランス 44,691
20 イタリア 39,003
21 韓国 35,563
22 日本 33,849
「日本の1人当たりGDP、2年連続でOECD22位 韓国下回る=内閣府」12/23(月) 16:16配信のロイターの記事。