症状が出ているときの写真と比較すると、その違いは一目瞭然です。
「めざまし8」は、症状が現れ始めた時からこれまでの病状の経過を、熊切さんに聞くことができました。
タレント 熊切あさ美(44):
初めて目とかが腫れたのが15年以上前なんですけど、何も前触れなく、次の日起きたら“バン”ってこう目が腫れてて、っていうのが1年に1回とか起きてました。
今もやっぱり赤みで腫れちゃってるんでメイクで隠してます。まだ腫れてて、皮がちょっとなんか、ブヨっとしちゃってる状態で治りきってはないんですけど…。
突然、症状が現れ、まぶたがふさがるほど腫れるときもあったといいます。
怖いしなんか気持ち悪かったです。(ストレスが)自分だけ顔に出ちゃうっていうのが全然わかんなくって、原因が。
ましてや、こういうお仕事をしているから、本当にその顔では人前に立てないっていうのがあって。
“崖っぷちアイドル”として注目され、バラエティー番組の出演などで多忙な日々を送っていた熊切さん。
病院では、ストレスや疲れが原因の「じんましん」などと判断され、ステロイドの点滴や注射で腫れをひかせ、仕事を続けてきました。
しかし、今年11月。15年以上苦しんできた「腫れ」の正体がわかったのです。
今回はステロイドの点滴で効かなくて、腫れがずーっと引かないままだったんで大学病院の方に行ったら「クインケ浮腫」っていうことがわかって。
「クインケ浮腫」
聞きなれない名のこの病とは、一体どういう病気なのでしょうか?
大阪医科薬科大学皮膚科 アレルギーセンター副センター長兼任 福永淳 准教授 :
皮膚の深い部位がですね、もしくは、粘膜の深い部位が一過性に腫れて、元に戻っていくっていうような現象。
最近では「血管性浮腫」という用語を使うようになってきています。
目や口の周りに起きやすく、じんましんのようなかゆみはあまりないのですが、症状が消えるまで時間がかかるといいます。
福永淳 准教授 :
(熊切さんのようなケースは)抗体っていうのが関係してて、自分の体の中にあるタンパク質を誤認識、間違って認識してしまって、自分の体対自分の体が急に戦うようになっちゃうんですよね。
誰もが突然かかりうるという「血管性浮腫」。その治療法については…。
福永淳 准教授 :
治療法はすごく発展してきている分野です。
(熊切さんのようなケースでは)5年ぐらいすれば、治る可能性があります。そのためにお薬を適切に使っていきましょうと。
熊切さんも、月に1回の注射と、塗り薬や飲み薬が処方され、週に1回病院に通いながら、徐々に薬を減らせるよう治療しています。
正直、ホッとしました。クインケっていう病気だってことがわかって、薬とかまあ治療でちょっとずつ回復するっていうことがわかったんで。
ボディメークや美容の分野で、女性の支持を集める熊切さん。
これまで自らの症状を撮影した画像をSNSなどに投稿していませんでしたが、今回の取材で公開したのには理由がありました。
タレント 熊切あさ美(44):
同じような病状で悩んでいる方もきっといると思って、ましてや、やっぱり1カ所では判断してもらえないときが多い病気なんで。
自分が発信することによって、同じ病気の方に、頑張って治療すれば治せるよっていうことを伝えられたらいいなと思います。
福永准教授によりますと、同じ血管性浮腫でもタイプによっては命に関わることもあり得るため、原因不明のむくみで困っている方は、早めに医師の方に相談をして適切な治療を受けることが重要だということです。