Author: d3001

《全国で被害多発》”臆病だった”ツキノワグマが変わった 出没する地域の住民「こっちを食いたそうにみてたな、獲物って目で見んだ」

26 October 2025

ツキノワグマは「人間を恐がる」と言われてきたが……(写真提供/イメージマート) 写真一覧 ゴミ捨てに行ったらクマに襲われた、幼稚園バスの前にクマの親子があらわれた、など日常生活のそばにクマの脅威がせまっていると連日、報じられている。かつて、クマは臆病なので人を見ると逃げ出す、と言われたが、近ごろ報じられているニュースからは、どうも違った様子が見えてくる。人々の生活と社会の変化を記録する作家の日野百草氏が、23日には盛岡市役所裏という市の中心部でクマが目撃されて騒然とした、岩手県でのクマ対策事情について住民の声をレポートする。 * * * 名レフェリー、タイガー笹崎がクマに襲われて死んだ。 あるいは、タイガー勝巳でもあった。敬意を込めて、本稿あえて敬称は略す。笹崎レフェリーでいいだろう。本名は笹崎勝巳と言った。近年では栃木プロレスでお会いした方も、あったかもしれない。 笹崎レフェリーには筆者も多くのプロレス団体、とくに全日本女子プロレスのレフェリーとしての記憶がある。ずいぶん昔、少しだけ取材でお会いしたこともある。ガッチリした体格ながら柔らかい話し方で、暴れん坊ばかりのレスラーをさばくにふさわしい、穏やかな人という印象だった。 逃げねえんだ。人馴れしてるのかどうか 笹崎レフェリーは移住先の岩手県北上市で露天風呂の清掃中、クマに襲われたとみられる。 10月17日、北上市和賀町の夏油川に近い雑木林で彼の遺体が見つかった。 笹崎レフェリーを襲ったとみられる体長1.5mのツキノワグマはその場で駆除された。北上市では2025年3人目の死者となった。 クマに殺される――いまや、それは身近なものとなった。決して昔語りでない、令和の熊害(ゆうがい)だ。 熊害の多発をうけて10月22日、木原稔官房長官は2025年のクマによる被害者数は108人(9月末時点)と発表して注意を呼びかけた。環境省もまた10月22日時点の死者数を9人とした。 クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供) 写真一覧 クマによる人への被害を熊害と呼ぶ。三毛別ヒグマ事件、石狩沼田幌新事件、福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件などはとくに知られる熊害だろう。いずれも20世紀の話かつ北海道のヒグマによるものだが、近年は本州および四国の山間部に生息するおなじみのクマ、ツキノワグマの被害が多発している。 ツキノワグマが各地で人間を襲い、ときに殺す。臆病で、大人しくブナやらドングリ、ふきのとうやらを食べることが大半のツキノワグマとされるが、死者4人を出した2016年の十和利山熊襲撃事件など、後述するがその殺傷能力は侮れない。 筆者は妹が岩手県南西部の山間に嫁いでいる。ツキノワグマの生息域だ。笹崎レフェリーが襲われた北上市も近い。 聞けばこの地域の子どもたちは対人の防犯ブザーというより熊よけブザー、熊よけの鈴を持つとのことで、まあ彼女の嫁ぎ先は山の中なのでそれも当然かもしれないが、実のところ山の中がどうだ、登山がどうだは関係なくなりつつある。岩手県など東北地方だけの話でなく、関東地方でも群馬県沼田市のような住宅街はもちろん、東京都の八王子市や青梅市でもツキノワグマの目撃情報がある。 ツキノワグマも人間を狩ることにかけてはヒグマに負けてはいない。時速40km以上で走り、雑食性で何でも食べる。もちろん、人も。 岩手県で農業を営む男性(80代)は自身の経験からこう語る。 「ツキノワ(グマ)は臆病でよっぽどのことがなければ人を襲ったり、ましてや人を食ったりはめったに無かった。畑を荒らしたり、いたずらしたりはあったが俺のことを見ればすぐ逃げた。タヌキとかシカと変わんねえ」 しかし近年は違うと語る。「おかしいんだ」とも。 「あいつら、逃げねえんだ。人馴れしてるのかどうか。町(役場)には報告したが、こっちを食いたそうにみてたな、冗談じゃねえ、獲物って目で見んだ。こりゃやばいと距離のあるうちにその場を離れた。あれが特別なツキノワかどうかは知らんが、そういうおかしいのが出始めているんじゃないか」 彼の印象でしかないが実際、これまでの熊害とは数がまったく違う状態にある。毎日のようにツキノワグマに襲われた人々のニュースが報じられる。 岩手県ではクマ出没情報を公開し人身被害に遭わないよう注意をよびかけている(岩手県HPより) 写真一覧 これまで北海道のヒグマの恐怖は語られても、ツキノワグマはそれほどでなかったように思う。当初は話題性があるから大げさに報じているのだろうとネット界隈でも語られていたが、いまや「クマやばい」「ツキノワやばい」が本気で語られ始めている。 「あいつら(クマ)は秋になると冬ごもりの準備のために降りて来る。人間のいるところにも餌はあるからな」 これまでツキノワグマが人里に現れるのは冬ごもりのために畑の作物を拝借したり、ゴミを漁ったり、あとはうっかり住宅街に入ってしまったとかのレベルだった。 実際、これまでそうしたニュースを目にしたことは多いと思う。山の中の餌が不足しているとか、開発で行動範囲が狭められたとか、長くツキノワグマの保護と共に報じられてきた。 しかし男性によれば「それとは違う」と首を振る。…

ハリウッドスターを巻き込んだ伝説の暴走「絶対に映すなよ!って100回言われたのに…」すがちゃん最高No.1上京後の大失態

26 October 2025

 フジテレビ系「ボクらの時代」が26日に放送された。  この日は、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんのすがちゃん最高No.1、お笑いトリオ・リンダカラー∞のDen、お笑いコンビ・カカロニの栗谷がトークを繰り広げた。  すがちゃんは「山形でずっと18歳までいて。めっちゃ、お笑い好きで。でも、それで芸人になろうってよりは作りたいって思って。バラエティー番組」と述懐。  つづけて「(上京後に)学校で放送映画科っていう、裏方、技術、カメラとか照明とか制作とかっていうコースがあって、そこの同級生だった奴がお笑いをはじめるきっかけ」と話した。  すがちゃんは「学校に通いながら。今でいうインターン的な」とプロ野球の試合中の場内スクリーンに観客を映し出す仕事をしていたという。  「そんときに俺が伝説の…。映しちゃダメな人を全部映しちゃって…」と過去の大失態を告白した。  すがちゃんは、ハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズが来場した試合を述懐。「絶対に映すなよ!って100回言われたのにトミー・リー・ジョーンズがこのへん(顔左半分)ぐらいまで映ってた…」と世界的な俳優まで巻き込んでしまった大ちょんぼを明かし、笑わせた。  すがちゃんは「とにかく仕事ができなくて。そこで気づいて。きっつ…!って。今、カメラの外にいるあなたたち。異常ですよ…」とカメラマンたちへの敬意を示していた。