吉本興業、上海のコメディフェス全4公演中止 間寛平らが出演予定
中止となった「よしもとコメディスペシャル」の上海公演ポスター 吉本興業は18日、中国・上海で11月20日から22日に予定していた「第11回上海コメディフェスティバル」での「よしもとコメディスペシャル」全4公演を中止すると発表した。同社公式サイトでは「やむを得ない事情により」として開催中止を知らせている。 日中文化交流の架け橋となる予定だった「よしもとコメディスペシャル」 中止の発表文は次の通り。 ◇ 上海コメディフェス 「よしもとコメディスペシャル」4公演中止のお知らせ 弊社は、2025年11月20日(木)~22日(土)に中国・上海で開催中の「第11回上海コメディフェスティバル」において、「よしもとコメディスペシャル」全4公演を予定していましたが、やむを得ない事情により、開催を中止することに致しましたのでお知らせします。 ◇ 今回中止となった「よしもとコメディスペシャル」は、上海メディアグループ(SMG)らが主催する「第11回上海国際コメディフェスティバル」の一環として開催が予定されていた。このフェスティバルは上海国際芸術節の一部として実施される国際的な文化交流プロジェクトである。吉本興業は2019年から参加しており、今年で4回目の出演となる予定だった。 累計90万人以上を動員してきた同フェスティバルにおいて、今回の「よしもとコメディスペシャル」は、前半に漫才やコントといったネタブロック、後半に酒井藍座長率いる「吉本新喜劇」を上演する構成となっていた。世代や国籍を超えて楽しめるステージの提供を目指していた。 酒井藍座長率いる新喜劇など日中交流の笑い届ける予定が… 公演に出演予定だった間寛平は「今年も上海国際コメディフェスティバルに参加させていただくことになりました。今回は、5GAPと一緒にコントを披露し、上海の皆さんに日本の“笑い“をお届けできるのを楽しみにしています。吉本新喜劇からは、藍ちゃんが座長で公演を行います。国や言葉の壁を越えて、一緒に笑い合える時間を共有できることが、このフェスティバルの一番の魅力だと感じています」とコメントしていた。 中止となった公演には、テンダラー、間寛平×5GAP、アキナ、ライス、ヨネダ2000、陣内智則、スーパーマラドーナ、しずる、マユリカ、男性ブランコなどの人気芸人が出演予定だった。また、酒井藍座長を筆頭に、浅香あき恵、タックルながい。、太田芳伸、松浦真也、森田まりこ、新名徹郎、服部ひで子、おやどまり、松元政唯といった吉本新喜劇メンバーも参加予定だった。 チケットは180~680元で販売されていたが、今回の中止発表により、すでに購入したチケットの払い戻し対応などが行われることになると見られる。
