24 November 2025
テレビ朝日系で50年にわたって放送されてきた「スーパー戦隊シリーズ」に代わり、来年から新たな特撮ヒーローシリーズ「PROJECT R.E.D.」がスタートすることが23日、分かった。シリーズ第1弾は「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」(日曜、前9・30)に決定した。 「-インフィニティ」は1982年から放送され、地球を狙う宇宙犯罪組織と戦うヒーローを描き、海外ファンも多い人気作「宇宙刑事ギャバン」の後継作。だが、中身は「まったく別モノ」だという。 放送当時、鮮烈な印象を残したメタリックスーツのヒーロービジュアルや、宇宙を舞台にしたSF要素など、革新性を受け継ぎつつ、最新の映像技術や演出手法を駆使。かつては夢物語だった宇宙探査やAIなどが今や現実のものとなり、リアルなストーリー性と描写で「新しいギャバン」を作り上げる。 「PROJECT R.E.D.」は、「超次元英雄譚」の英訳「Records of Extraordinary Dimensions」の頭文字を取ってつけられた。文字通り“赤いヒーロー”が活躍するといい、公開されたビジュアルでも、主人公のギャバン・インフィニティの美しく輝くメタリックレッドのコンバットスーツが印象的だ。今後放送されるシリーズ作品は、それぞれが互いにクロスオーバーし、世界観が広がっていくという。 ◆宇宙刑事ギャバン 1982年から83年にかけてテレビ朝日系で放送された、東映制作の特撮テレビドラマ。「シャリバン」「シャイダー」と続く宇宙刑事シリーズの第1弾。地球征服を狙う宇宙犯罪組織・マクーのたくらみを阻止するため、銀河連邦警察が地球に派遣した一条寺烈(大葉健二)が銀色のメタルと黒いブラックシールドコーティングで構成されているコンバットスーツを装着して戦う。2012年には劇場版「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」も公開された。
24 November 2025
和田アキ子(C)日刊ゲンダイ 【写真】変装もバレバレ 周囲の客が恐れる和田アキ子のパチンコ姿 来年3月で「アッコにおまかせ!」(TBS系)が41年半の歴史に幕を閉じる。司会を務める和田アキ子(75)は芸能生活57年のうち、7割以上をこの番組とともに過ごしてきたことになる。 「おまかせ!」の終了でテレビのレギュラーはなくなるが、常々「私は給料制」と公言している和田にお金の心配はないだろう。戦後から2004年分まで国税庁が発表していた「高額納税者公示制度」(1982年分までは高額所得者)を参考にすると、おおよその収入がわかる。 「歩合制であれば、さらに稼いでいたでしょうけど、給料制と言っても普通のサラリーマンとは桁が違いますからね。アッコさんはデビュー5年目の72年、初めて長者番付に公示されました。当時は所得がそのまま載っており、1811万円です。この年は銀行員の大卒の初任給が5万2000円です。仮にボーナスを含めて年収90万円とすれば、和田さんはその20倍を稼いでいた計算になる。芸能人は夢のある職業でした」(芸能記者=以下同) いわゆる「長者番付」を見ると、和田の所得額は70年代半ばは1800万円台ほどで推移し、78年は2500万円を超え、80年はおよそ3800万円に上ったという。 「一般的に見れば高所得者ですが、芸能界のトップクラスではありません。77年歌手部門の1位は井上陽水の9621万円です。10位は越路吹雪の4533万円ですが、アッコさんは1832万円と水を空けられている。給料制ですから、仕方ないでしょう。しかし、事務所の後輩である山口百恵さんの2756万円に負けているんです。百恵さんより先にホリプロに入った森昌子さんの1540万円には勝っていますが……」 “百恵バブル”の恩恵で和田も年収アップ 山口百恵(C)日刊ゲンダイ アッコ、百恵、昌子は同じホリプロで給料制のはずなのに、なぜ入社年次の最も遅い百恵が2人を上回ったのか。 「おそらく歌唱印税は、通常の給料と別に振り込まれていたのでしょう。この年、アッコさんは2枚、昌子さんは4枚シングルを出していますが、ヒットしていません。百恵さんは『初恋草紙』が24万枚を超え、『夢先案内人』『イミテーション・ゴールド』『秋桜』がいずれも45万枚以上と大ヒットしました」 翌78年もアッコの2668万円に対し、百恵は4016万円で歌手部門の10位に入った。79年はアッコの2910万円に対し、百恵は5520万円で歌手部門の9位にランクイン。倍近い所得差があった。 「後輩に抜かれて、複雑な思いもあったかもしれない。ただ、百恵さんの活躍によって、給料アップの恩恵を受けたと考えられます。アッコさんは78年に『金曜10時! うわさのチャンネル!!』を降板し、2年間日本テレビに出入り禁止になった。この頃、歌手活動に専念するため、他のバラエティにも基本的に出ていない。かといって、歌がヒットしたわけでもない。なのに、78年2688万円、79年2910万円、80年3800万円と一気に増えていきます。『百恵バブル』でホリプロの景気が良くなったからでしょう。ボーナスがかなり増額したのかもしれません」 和田の芸能人生を俯瞰すれば、歩合制のほうが稼げたかもしれないが、給料制の恩恵を受けた時代もあったようだ。 ◇ ◇ ◇ 「アッコにおまかせ!」が終了しても和田アキ子の活動は続く。アッコと山口百恵のエピソードが気になるなら、【関連記事】も要チェックだ。