タレント上沼恵美子(69)が、17日放送のフジテレビ系「星になったスターたち」(後7・00)に出演し、今年死去した人気声優を称賛した。
今年、惜しまれながら死去した著名人を、生前の貴重映像や関係者の証言で振り返る特番。「ちびまる子ちゃん」で主人公まる子の声優を34年にわたり務め、今年3月4日に死去したTARAKOさん(享年63)も紹介された。
TARAKOさんは昨年11月、体調を崩し、診察を受けたところ、即入院するよう促され闘病生活へ。足がおぼつかず、収録現場に車いすで来ることもあったというが、まる子への愛情は変わらぬまま収録に臨んだという。今年2月には、入院先の病室で収録できるようお願いし、準備をしていたが、その後容体が急変したという。TARAKOさんの生前の意向で、病名は明かされていない。
また番組では、まる子のモデルで原作者の故・さくらももこさんの肉声も公開。高さこそ違えど、TARAKOさんとうり二つの声質に、香取慎吾は「まる子じゃん!」と驚きを口にした。
上沼は「ちびまる子ちゃんは、本当にTARAKOさんでよかったですね。34年間やられたんだそうです」と称賛。さらに「声って、香取さん、歌手だからあれだけど老けませんか?」と尋ねた。香取も「変わっていくと思います」と答えた。
小学生のまる子の声を維持し続けたTARAKOさんに、上沼は「TARAKOさんのような仕事は、“ちょっと60過ぎましたんで老けていきます”ってわけにはいかないので」と、あらためて驚きを口に。「同じ方で34年というのは、歌っている方は見習った方がいいと思います。70歳超えたあたりの方が歌唱力が下がっている。もうちょっと頑張らにゃと思います」と、ベテラン歌手への辛口アドバイスも口にした。
香取は「70を超えた人へのダメ出しをできる人、なかなかいないですよ」と驚いていた。