私たちの暮らしに密接に関わっているガソリン、19日からの補助金縮小で、影響が出てきそうです。
こちらは、ことしに入ってからのレギュラーガソリンの平均価格の推移を示したグラフです。
補助金がなかった場合を見ますと一番安い時で180円台の半ば、一番高い時で210円に迫る勢いです。
ところが補助金のおかげで平均価格はぐっと下がって170円台半ばで安定しています。
ところが、19日から順次補助金が縮小されると180円くらいまで上がるだろうと。
そして来年の1月16日以降にも補助金が縮小されますので、そうすると5円近く上がって185円くらいになる可能性があります。
補助金がなかった場合の価格に迫ってくるということなんですね。
(若狭敬一アナウンサー)
年末年始に車で出かける予定という方も多いでしょうから、影響が出ますよね。
ガソリン価格は「車に乗らない人」にも影響
(大石アンカーマン)
ガソリン価格の上昇は車に乗らない人にも大きな影響を与えることになります。
燃料費の価格上昇というのは物流費を上昇させ、それが食料費に上乗せされてくるわけです。
ガソリン価格が10円上がった場合、来年1月中旬以降ということになりますが、1年間の家計負担は約5000円~6000円くらい増えてしまうという試算もあります。
(若狭アナウンサー)
そもそもガソリン価格には相当な税金も含まれていて、私たちは消費税も払う。
税金を何とかして欲しいという方は大勢いると思うんですよね。
(大石アンカーマン)
ガソリン税に上乗せされている暫定税率については、自民・公明・国民の3党が廃止することで合意しましたが、廃止時期は「今後協議」と不透明です。
いつになるのか分からないということですから、来年以降も物価高は続きそうです。