沖縄県・波照間島の南西約140キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国語の記載のある海上ブイが設置されていたことが25日、海上保安庁関係者への取材で分かった。昨年7月に尖閣諸島(同県石垣市)周辺のEEZ内で中国の海洋調査船による設置が確認されたブイは、尖閣周辺海域で管轄権を既成事実化する狙いがあるとみられる。一方、今回新たに確認されたブイは台湾の東海岸に面しており、台湾有事を視野に軍事目的で設置された可能性が指摘されている。
海保関係者によると、ブイは黄色で、気象観測機器のようなものがあった。日本のEEZの内側約14キロに設置されているのが今月に入って確認されたという。これまで確認されたブイには「中華人民共和国国家海洋局」などと記されていたが、新たに確認されたブイには「中国気象局」「福建海洋気象浮標」と記載されていた。
他国のEEZで無断で海洋調査を行うのは国連海洋法条約に違反する。昨年7月に設置されたブイを巡っては、政府が外交ルートを通じて中国に撤去要請を行っているが、中国側に応じる気配はない。
今回は台湾本島の東の海域で確認された点がこれまでと異なっている。日本最西端の与那国島から南に約170キロ、台湾南東部の台東県からは約175キロしか離れていない。
海上安全保障に詳しい東海大学の山田吉彦教授は「台湾有事を視野に入れ、中国が海洋情報を収集する目的で設置された可能性がある」と指摘。「潜水艦を識別する固有のスクリュー音などを収集、分析しているのではないか」とみている。
2024年12月25日
<独自>沖縄・波照間島沖の日本EEZ内に中国語ブイ 台湾有事視野の軍事目的か
山田吉彦:海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授
見解 中国が波照間島沖にブイを設置したことは、明らかな国際法違反である。日本国政府は、速やかに撤去すべきだ。
岸田政権時に、中国が尖閣諸島沖海域、沖ノ鳥島北方海域にブイを設置したことに明確な対象をしなかったため、さらに一歩踏み込んだ手を打ってきた。今回のブイは、設置した海域から台湾侵攻への準備と考えられる。付近の海域には、日米の潜水艦も展開していることだろう。さらに、中国の台湾侵攻に波照間島が巻き込まれる可能性がある。日本が毅然とした態度を取らないと、日本人の安全な生活が脅かされ、国土が侵略の危機にあっているのだ。
もう即刻尖閣のブイも含めて撤去すべき。
完全につけ込まれてる。
前内閣の岸田と上川が、忖度して国際法で撤去のルールがないから撤去できないとか、言い訳の忖度態度を取っていたのと、さらに、石破、岩屋で忖度しているのを明らかに突いて、ブイを増やしている。相手はしたたたで、石破や岩屋に対してブイを撤去を考えているとか発言しているが撤去すら気はさらさらなく、さらにつけ込んで無断で設置して増やしているのが明らか。今後も、ブイを増やすのが大いに想定されると個人的に思う。
やはり、忖度している石破や岩屋を降ろさないと、ブイ含めてさらにつけ込んで、侵略を強めるのは明らかだと、個人的に思います。
まず排他的経済水域について国際海洋法を調べる必要がある。
即ち日本は航行の安全の為ブイを撤去出来る。
単なる抗議ではなくブイを引き抜いたら良いのでは。
言うべきことは言って正しくやる事はやらないとどんどん舐められると思います。
山田先生が記事中でおっしゃっておられる通り、かなりの確率で日本の潜水艦のスクリュー音を探知して分析するための情報を獲得することが目的だと思われます。日本の潜水艦のスクリューは高性能で非常に静か。ブイが前回と場所を変えているということが重要です。
前回のも結局そのまんまでもう3つ目か。毅然として撤去すべきなのに政府は何を呑気にやってるんだ。何を恐れてるんだ。そんなことで生き馬の目を抜くような欲深い中国から国を護れるのか。なさけない政府だな。
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