25 November 2025
歌舞伎俳優の片岡亀蔵(かたおか・かめぞう、本名片岡二郎=かたおか・じろう)さん(64)が24日、都内で火災に巻き込まれて死亡した。 同日午前4時ごろ、東京都足立区東伊興3丁目の3階建て菓子工場兼住宅で「3階から煙が出ている」と近隣住民から119番があった。警視庁竹の塚署などによると、建物の一部が燃え、約2時間後に消し止められた。3階で亀蔵さんが倒れており、搬送先で午前5時7分に死亡が確認された。煙を吸った住民の60代男性1人も搬送された。亀蔵さんは知人宅である現場を訪れていた。 署や東京消防庁によると、搬送された住民男性は兄との2人暮らし。兄は出火時に2階におり、逃げて無事だった。亀蔵さんと住民男性が3階にいて、いずれも一酸化炭素(CO)中毒になったとみられる。 亀蔵さんは五世片岡一蔵の次男で、兄は六代目片岡市蔵。1965年、歌舞伎座「仮名手本忠臣蔵 十段目」の一子由松で、本名の片岡二郎で初舞台。69年の歌舞伎座「弁天娘女男白浪」の丁稚三吉ほかで四代目片岡亀蔵を襲名した。95年、歌舞伎座で名題昇進。98年、真山青果賞助演賞。2001年には重要無形文化財に認定された。 大きな目に面長の浮世絵の役者のような顔立ちによく通る声で知られ、時代物、世話物、新作などジャンルを問わず敵役から老け役、滑稽味のある役など幅広い役柄をこなし、存在感のある確かな演技力で歌舞伎に厚みを加える名脇役だった。最後の舞台は10月の名古屋・御園座。12月には京都・南座「吉例顔見世興行」に出演予定だった。 妻は元福岡放送アナウンサーの中村明美さん。
25 November 2025
イベントのドタキャンなど、公の舞台から姿を消している米倉涼子だが…… 10月にマトリによる「ガサ入れ」報道が “雲隠れ”を続ける女優の米倉涼子(50)を巡り朗報だ。 来年2月13日に世界配信されるアマゾンプライムビデオの主演映画『エンジェルフライト THE MOVIE』が予定どおり公開されそうなのだ。 同作に出演する俳優の事務所関係者は、本サイトの取材に 「製作サイドからは『(公開について)変更はありません』と伺っています。ギャラもすでに支払われています。このまま予定通りいくみたいですよ」 と語る。 原作は作家・佐々涼子さんの著作『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』。海外で亡くなった日本人の遺体を国内に、あるいは日本で亡くなった外国人を母国に搬送する業務を担う国際霊柩送還士の姿を描く。 米倉は羽田空港内に事務所を構える「エンジェルハース」の敏腕社長役。ドラマシリーズは‛23年3月にプライムビデオで配信が開始され、NHKでも今年5月3日~6月7日に放送された。 暗雲が垂れ込めたのは、今年10月。「文春オンライン」が米倉に対し、厚労省関東信越厚生局麻薬取締部、通称「マトリ」が麻薬取締法違反容疑で捜査を進める方針であると報じたのだ。8月に米倉の自宅をマトリが家宅捜索したという報道もあった。 この報道の直前、米倉は登壇予定だったイベントを相次いで取り止めた。 9月19日のバーニーズニューヨーク銀座本店のアンバサダー発表会と10月6日の『第21回クラリーノ美脚大賞2025』を体調不良を理由に欠席。9月25日の『ジャガー・ランドローバー・ジャパン』の人気車種「ディフェンダー」のアンバサダー就任イベントも直前になって辞退していた。 同居していたアルゼンチンダンサーの行方 頻繁に更新してきたインスタグラムも8月19日を最後に更新がストップ。ネット上では体調面を心配する声が多く寄せられていた。 事情を知る別のテレビ局関係者は取材に対し、 「そのあとに文春の報道があり、衝撃が走りました。マスコミは米倉さんの自宅に殺到しましたが、すでに別の場所に移動したあとでした。米倉さんが当局から事情を聞かれていたことは間違いありませんが、それをもって『クロ』と断定するのは早計。事実、文春の“ガサ入れ”報道から1ヵ月ほどが経過しましたが、新たな動きはありません。同居していたアルゼンチンダンサーは現在日本にはいないようです」 と話す。 とはいえ、これだけの混乱が生じている以上、本人による説明は必要だろう。ましてや、来年2月に『エンジェルフライト』の世界配信が控えている。公開前には関連イベントが予定されているそうで、何事もなかったかのように出演するのは厳しいと思える。 「米倉さんは責任感の強い人。多方面に迷惑が及んだことを考えると、2月の配信前に何らかのアクションを起こすのではないでしょうか。実際、そのような動きが水面下で進んでいるそうです」(同・テレビ局関係者) 同作は米倉ありきの作品。視聴者が物語に入りこむためにも、余計な雑音は早めにシャットアウトしたいところだ。 米倉を知る芸能プロ幹部は 「もともと彼女は『脳脊髄液減少症』の持病持ち。これは頭痛やめまい、記憶力低下、睡眠障害、倦怠感などを引き起こす難病で、現在も治療中といいます。一連の報道で心労は相当でしょう。あまり無理はしないでほしいですが……」 と心配する。 “お蔵入り”という最悪のケースは免れそう。まずは米倉本人の言葉を待ちたいところだ――。