工藤静香 仲良しだった中山美穂さん追悼「誰もが憧れ親しみ持った“あの笑顔”」“同期”深い悲しみ
歌手の工藤静香(54)が8日、スポニチ本紙に追悼のコメントを寄せた。大の仲良しだった“同期”との早すぎる別れに悲痛な胸の内を明かした。 「余りにも突然の訃報に、愕(がく)然としております。皆さまと同じ様に、まだ信じられない気持ちです。ご親族さま、関係者の皆さま、そしてファンの皆さまを思うと胸が苦しくなります。ご親族の皆さま、お悔やみを申し上げます。誰もが憧れ、そして親しみを持った彼女の“あの笑顔”を偲(しの)びつつ中山美穂さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」 工藤が所属していた「おニャン子クラブ」は、中山さんが歌手デビューした1985年のデビューで、2人は“同期”だった。 工藤がソロデビューし、互いにトップアイドルとして活躍した87年以降、プライベートで2人でドライブに出掛けるほどの仲だった。 2022年のテレビ番組でも、中山さんは当時仲の良かったアイドルを聞かれた際に「工藤静香ちゃん」と即答。「彼女が運転して、横浜の港の見える丘公園に行ったかな」と懐かしそうに振り返っていた。 そんな時代をともに支え合った友人を突然失った工藤のショックは計り知れない。
中山美穂さん死因判明 ドカベンの入浴法が話題に ネット「このシーンを思い出した」「足から温めて…」
都内の自宅の浴室で6日に死亡しているのが見つかった歌手の中山美穂さん(享年54)の死因が8日、判明した。所属事務所は警察の解剖結果を受けて「事件性はなく、入浴中に起きた不慮の事故」と発表。捜査関係者は「入浴中に溺れて亡くなったということです」と話した。 冬場の浴室では、急激な気温の変化により血圧が変動して心臓や血管の疾患を発症するヒートショックがより一層起きやすい。 中山さんについては、ヒートショックや入浴前に飲酒があったかどうかなど、具体的な要因は示されていないが、「入浴中の不慮の事故」との発表にヒートショック対策を考える人も多く、そこで人気漫画シリーズ「ドカベン」の入浴方法がネット上では話題となった。 心臓によくない入浴を避けるためとして、主人公の山田太郎がまず足を温め、それから下半身を温め…などと指南する場面がある。ネットでは「山田太郎の入浴方法を思い出した」「手や足など心臓から遠い場所に湯かけて体をお湯に慣れさせるのがいいと聞いて、山田太郎のように足を温めてから入る」など、さまざまな声が上がった。 消費者庁の分析調査によると、入浴中のアクシデントで命を落とす人は全国で年間1万9000人と推計される。65歳以上では交通事故死の約2倍という。 中山さんは6日、東京都渋谷区の自宅の浴槽で亡くなっているのが見つかった。この日はクリスマスコンサート「Miho Nakayama Christmas Concert 2024 in Billboard Live」の大阪公演が予定されていたが、午前9時の待ち合わせ場所に中山さんは現れず、不審に思った事務所関係者が自宅を訪れ、浴槽で亡くなっていたのを発見した。
中山美穂さんの遺体、無言の帰宅 検視結果は「入浴中に起きた不慮の事故」妹忍ら関係者沈痛
6日に54歳で急死した歌手で女優の中山美穂さんの死因が、入浴中に起きた不慮の事故によるものだったことが8日、分かった。中山さんの公式サイトで公表され、検視の結果、事件性はないことも確認されたという。遺体はこの日午後、無言の帰宅をした。 華やかな美貌と歌声で一世を風靡(ふうび)したあの姿はもう帰ってこない。検視を終えた中山さんの遺体は、8日午後4時20分頃に都内の自宅に戻った。両サイドをグレーのシートに覆われながら車の後部座席から運び出され、帰宅を待っていた関係者らと無言の対面となった。 午後3時過ぎには、公式サイトで死因が発表された。「検死の結果、事件性はないことが確認されました。また、死因は入浴中に起きた不慮の事故によるものと判明いたしました」と報告。「私たち一同、この突然の出来事に深い悲しみを抱えながらも、皆さまから寄せられる温かなご支援とご配慮に心より感謝申し上げます」とつづられた。 捜査関係者によると、死亡推定時刻は6日午前3時から5時という。同2時30分ごろに中山さんから事務所スタッフにLINEで連絡があったが、スタッフは通知に気付かなかった。同7時ごろ、スタッフが中山さんに連絡を入れるもLINEが既読にならなかったという。この日、大阪市内でのコンサートを控えていたが、同9時ごろに待ち合わせ場所に姿を見せなかった。正午ごろ、自宅を訪れた事務所関係者と知人が中山さんを発見し、110番通報。自宅の浴室で死亡が確認されたという。 8日は、前日7日に続いて妹で女優の中山忍(51)や事務所関係者らが自宅を訪れた。午後1時40分過ぎに外出し「すみません」と報道陣に一言告げ、一礼して車に乗り込んだ。午後2時過ぎには、事務所関係者が祭壇用の花などを搬入。葬儀屋やレコード会社関係者が訪問する様子も見られた。忍は午後3時前に自宅に戻り、沈痛な表情を浮かべながら報道陣に一礼して自宅へ戻っていった。 公式サイトでは、後日お別れの場を設けることが発表された。実施は来年になるとみられる。近日中には通夜、葬儀を執り行う見込み。この日も自宅前には中山さんのファンとみられる人々が多数訪れていた。