【山田美保子のミホコは見ていた!】「酒のツマミ」タレントへの貢献度

05 November 2025

 「酒のツマミになる話」(フジテレビ系)の終了決定には多くの視聴者から落胆の声があがっているが、それ以上にガッカリしているのはタレントや所属事務所ではないか。  ごく一部の下戸を除き出演者全員がグラスを片手に、番組特製の“酒瓶ルーレット”により順番が回ってくると、居酒屋で繰り広げられるようなトークをノリノリで展開。結果、他の番組では話せなかったとっておきのネタや、ゲストの愛すべき素顔や本音が垣間見られたものだ。  たとえばGENERATIONSの片寄涼太と村重杏奈のバトルは番組史上に残る名場面だったし、掛け算九九ができなかったことでスタジオの爆笑をさらい、そこから「ぽかぽか」(同)レギュラーや主演ドラマ「人事の人見」(同)に繋げたTravis Japanの松田元太は「酒のツマミ~」が生んだ最大のスターと言っていいだろう。  さらにアンミカの「白って200色あんねん」は、「なんでも褒める力」をプチ自慢していた際、彼女の手元にあった“おしぼり”がきっかけで誕生。直後、競技プログラマー・百千万億萬氏作のゲーム「White200」とアンミカの言葉を絡めたネットミームも生まれた。  今年8月にはTVerオリジナルコンテンツ「酒のツマミになる話HANARE」が配信され、大いに話題となった。MCにフットボールアワーの後藤輝基、サブMCにオズワルドの伊藤俊介と畠中悠を据えた“新人発掘編”で、恋愛リアリティショー「バチェロッテ・ジャパン」でブレイクした當間ローズが新たなトークの武器を抱えて登場。本編も含め、再度、再々度の出演が期待されていたところである。  一般に、トークバラエティにはオーディション要素が含まれており、前出の村重や松田のようにワンチャンスを存分に活かして“その後”に繋げている者が少なくない。  加えて近年はリアルタイムでは観ていなかった視聴者がネットニュースでの盛り上がりから配信で観るという視聴スタイルもポピュラー。故に「酒のツマミ~」はラストの告知を含め、事務所が「もっとも出したい番組」の一つではなかったか。  そんな番組が年内で終わってしまうのは本当に残念だし、局員以外のスタッフの中には急な話ゆえ路頭に迷ってしまう者が居ないとも限らない。  もちろん千鳥がこうした事情を理解していないハズはない。どうか二人にはまた同じスタッフと面白い新番組を作ってほしいと心から願う。

橋下徹氏「吉村さんとも友人の関係を越えることはない」青山和弘氏の指摘に「僕はメディアの立場」

05 November 2025

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が5日、Xを更新。政治ジャーナリストの青山和弘氏がこの日のテレビ番組で、日本維新の会の藤田文武共同代表の進退について、橋下氏の影響力を指摘したことに「僕はメディアの立場」「吉村さんとも友人の関係を越えることはない」と訴えた。  青山氏はフジテレビ系「サン!シャイン」で、藤田共同代表の進退について、「影響力を持っている」という橋下氏の意見を吉村洋文代表がどこまで聞くかで「それによって辞めさせる、辞めさせないという判断に影響かっていうのが最大の焦点」と述べていた。  橋下氏は「僕はメディアの立場」とした上で「公党の代表を辞めさせる辞めさせないの権限も責任も何もない。吉村さんとも友人の関係を越えることはない。そこの線を引かないとおかしくなる」とキッパリ。  続けて「僕は政治家時代、公金の扱いに異常なまでにこだわってきて、それが維新を作った僕の原点であり、大阪改革、ひいては国政政党まで立ち上がった核だと思っている」と主張。「公金に対するセンサーが敏感な政治家じゃないと改革なんて断行できないという持論」とつづった。  「少しでも公金に甘いと国民に思われると日本では国民負担を伴う改革を断行できない」とも主張し「僕はこのような思いを維新に対してだけでなく日本の政治全体に求め続け、メディアの立場から引き続き発言していく。民間人になればそこまで金に厳しくなる必要はないだろう」と結んだ。